ふるさとヒストリー ~今に繋がる歴史の謎~

FURUSATO HISTORY

ふるさとヒストリー ~今に繋がる歴史の謎~

マリンパルほっとライン 内 木曜日 13:15〜

この静岡でドキドキするような歴史ドラマが起こっていたことを知っていますか?
目から鱗のとっておきの話、静岡の歴史に迫ります♪

音楽:Perityune

《今日の一首・照らす鏡》 西郷隆盛が山岡鉄舟という人物を評価して:  命もいらず 名もいらず 冠位も金もいらぬ人は始末に負えません。しかし、あのような始末に負えぬ人でなければ、天下の大事は語れないものです。

《今日の一首・照らす鏡》 山岡鉄舟の和歌:  ~晴れて良し 曇りてもよし 不二の山 元の姿は 変わらざりけり~

《今日の一首・照らす鏡》山岡鉄舟(本名・鉄太郎)が 主君・徳川慶喜に対して/何をそんな弱気でつまらぬことを言われるのか。まことの誠意をもっての謹慎であられるならば、疑念を朝廷に解いていただくのは当然のこと。鉄太郎が、そこのところは確かにお引き受けをし、必ずや真心が届くよう力を尽くします。鉄太郎の目の黒いうちは、決して心配には及びません。

《今日の一首・照らす鏡》高村光太郎「監視哨」より/今日来るか明日来るか、たった今来るか来ないか、はっきりしたはっきりした手立てのない、それでゐてわき目もふれない、油断もすきもない敵だ。……春夏秋冬は、ただ雲のたたずまひにある。

《今日の一首・照らす鏡》小泉達生氏 特攻隊への素朴な疑問/本来、国民の命や財産を第一に守るはずの国家が,「国家のために命を捨てろ」とはどういうことなのか?

《今日の一首・照らす鏡》戦争体験者の言葉/「敵機襲来」。隣組の防火演習の始まりだ。私たち子どもも年配の人も、防火用水からバケツリレーで水を運び、家にかける。竹竿の先に縄の束をつけた師火たたきで屋根をたたく。砂袋を両手に掲げて走り寄り、焼夷弾落下想定場所に投げつける。シャベルで土をかける。終戦前夜,我が町が焼夷弾攻撃を受けた。庭の防空壕に避難、爆音勝近づき外をのぞくと天空から火の雨が降り注いでいた。焼夷弾が火の雨とは誰も教えてくれなかった。焼き殺される。慌てて防空壕から這い出し、命からがら逃げ回った。火たたきや砂袋など防火演習のことは、思い出しもしなかった。

《今日の一首・照らす鏡》静岡大空襲から17日目の7月7日、清水地区が大空襲を受けた。清水大空襲での死者は151人、負傷者は276人もの被害だったが1766人もの死者を出してしまった静岡大空襲の教訓が、早くも庶民の間に生の教訓として活かされて、被害者を少なく食い止めることができた。

《今日の一首・照らす鏡》昨夜 浜松が空襲を受けたことを知っていようとも、静岡で日常が根こそぎ崩れ去るとは想像できなかった。空襲は突然やってきた。いきなり襲いかかった焼夷弾の雨。瞬く間に市内をなめつくした火炎。街を焼き、人を焼いた炎の嵐の中を 必死に逃げ惑う人々。静岡大空襲での死者は1766人。負傷者は6654人もの甚大な被害だった。(静岡平和資料センター情報)

《今日の一首・照らす鏡》超長距離大型爆撃機(B29)は遥か南のマリアナ諸島から富士山を目印に駿河湾へ侵入した。ここから東や西や北へと進路を変えて日本各地の空襲に向かった。本土侵入の玄関口となった静岡県は、行きは空襲前の試し場所に、帰りは残った焼夷弾や爆弾の捨て場所になっていた。

《今日の一首・照らす鏡》ダグラスマッカーサーの【回想録】より:戦争に負けたどこの国の元首が自ら訪ねてきて「自分に責任があるから身の処置は任せる」などと言うだろうか。