ハッピーママサロンからの贈り物
Happy Mom Salon
最終週の火曜日12:30頃スタートの「ハッピーママサロン」では、子どもの本とおもちゃの専門店「百町森」の店主が、子どもの成長に必要な選りすぐりの本やおもちゃを紹介してくれます。

子どもの本とおもちゃ 百町森

「百町森」は静岡市葵区にある子どもの本とおもちゃの専門店です。
新静岡セノバ、バスターミナルから裏路地を東に歩いて3分くらい。
「子どもは遊ぶことで成長する」という考えのもと、キャラクターものでも「知育」でもない、ロングセラーの絵本や木のおもちゃをそれぞれ5,000種ほど置いています。
子どもの成長を助け、遊びに集中できる落ち着いた環境づくりのお手伝いもしています。
また、絵本、おもちゃに関したパンフレットをオリジナルで沢山つくり、子育てや保育に関した文化、情報の発信地になれるように日々努めています。

<子どもの本とおもちゃ 百町森> http://www.hyakuchomori.co.jp

2022年4月26日放送

フリドリンの壁付け遊具

フリードリッヒ・フレーベル(Friedeich Froebel,1782~1852)は、ドイツの教育学者で、幼稚園の創始者として知られています。そのため「幼児教育の父」と呼ばれ、幼児教育に先駆的な役割を果たし、偉大な業績を残しました。フレーベルが、子どもたちにとって楽しく遊びながら創造的な表現活動を展開できるようにと創案した教育遊具が”恩物”(Spiel-gabe)です。

フリドリン社は、フレーベルの教えを現代に活かしたおもちゃを創作するドイツの玩具メーカーです。これらのおもちゃは、ドイツのフレーベル記念館にも展示されております。

(カタログより)

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ストレートドミノ小

下の色付きの玉を下に引っ張ると、上のドミノが立ち上がります。一つずつ立ち上げて、全部立ったら、ドミノ倒しで遊びます。通常のドミノと違って、パーツが無くならないし、全部が必ず倒れます。子どもにとって、遊びやすく、達成感が得られやすいおもちゃです。

スタンドには6個のブロックが付いています。下の丸い木玉を引っ張り、ブロックを立てます。隅にあるブロックを押すと次々に倒れます。その動きと音が、子どもにとって魅力的です。

(カタログより)

商品詳細

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子どもの本で平和をつくる

第二次世界大戦後のドイツで、子ども達のために子どもの本を世界中から集めて図書展を開いたイエラ・レップマンを紹介する絵本。彼女は、子どもの本は人々を繋ぐ架け橋になると信じていました。

現在の私たちの元にも様々な本が世界中から届きますが、それもたくさんの人々の手を渡って来たもの。本は、言葉は、人々を分断させるものではなく、むしろ結び付ける祈りです。幻想的な絵も魅力的。

(コプタ通信2022年5月号より ようじゆかり)

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ともだちや

本当は友達が欲しくてしょうがないキツネ。でもちょっと強がりして、「ともだちや」を開く。でも、相手はクマやオオカミ、一筋縄では行かない。スロバキア在住の降矢ななの絵も光る。

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ロシアのウクライナへの軍事侵攻に心を痛めているのは私だけではないと思います。ウクライナを支援しようということで3月6日からウクライナ民話絵本「てぶくろ」の売り上げの20%を支援にあてようとしました。4月20日現在で約70冊売れ、寄付金も2万円以上頂いています。ただ、私の大誤算は「てぶくろ」が全国的に売れて手に入りにくくなってしまったこと。さらに国際児童図書評議会を通しウクライナ支部に送ろうとしていたのが、その窓口ができないことです。

そこで、当初の考えを変え、スロヴァキア在住の絵本作家降矢ななさんに送ることにしました。降矢さんはは自身もウクライナの方を受け入れていて、降矢さんに集めたお金を送る事で、ウクライナの難民支援に使ってくださると聞いたのです。本も降矢なな作品の「ともだちや」シリーズ、「ピーターとオオカミ」「イソップのおはなし」などの売り上げ20%に変え、私にとっては顔の見える関係の降矢さんに寄付を送り、周りにいる難民たちに役立ててもらおうと今は考えています。

なお、こちらの商品をご注文いただいた場合は2万円以上(会員は1万円以上)の場合も送料を頂いています。皆さんどうぞご理解ください。2022年4月20日(柿田)

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ピーターとオオカミ

長野県松本市で夏に開催される音楽祭「セイジ・オザワ松本フェスティバル」。2019年の夏、子ども向けの楽曲として親しまれてきた「ピーターと狼」(プロコフィエフ作)がオーケストラで演奏され、初めての試みとして、曲にあわせた語りとともに、スクリーンに絵が映し出されました。「聴く絵本」として大変な話題をよんだ、その絵が絵本になりました。勇敢な少年ピーターが、森から現れたオオカミを捕まえるお話。大胆な絵で、音楽が聴こえてくるような絵本です。

(出版社サイトより)

〈内容〉

ふつうロシアのと言われますが、ウクライナ出身(とあえて言いましょう)の奇才プロコフィエフが作った楽曲を元にした絵本です。
少年ピーターはおじいさんの家に住んでいた。ある朝野原に出て行くが、戸を閉め忘れてしまう。早速アヒルは外の池で泳ぎ始めピーターの友だちの小鳥バディと言い争いを始める。そこに猫が忍び寄ってくるが、ピーターが叫んで小鳥は木の上に逃げる。
そこへおじいさんがやってきてピーターが野原に出て行ったことを叱る。「狼が出てきたらどうするんじゃ!」 おじいさんはピーターを家に連れていってしまいます。
するとすぐに、大きな、灰色の狼が森からあらわれ、猫は木にのぼる。でも、アヒルは池から飛び出してしまい、狼に飲み込まれてしまう。
ピーターは縄を持ち出すと、木に登ってバディに「狼の顔のまわりを飛び回って」と言う。その間にピーターは縄で狼の尻尾を捕える。
そこに狼を追ってきたハンターたちが銃を持って登場。ピーターは彼らに「うたないで!」と言い、動物園へ連れて行く手伝いを求めて…。
最後は勝利のパレードの場面、物語の最後、狼のお腹の中でアヒルが鳴いているのが聞こえます。

私は子ども時代にこの曲を何度もレコードで聴きました。私のクラシック音楽の原体験でもあります。絵本で読むと物語がまた新鮮によみがえってきました。今、改めてこのストーリーを読み、狼を殺さないでと言うピーターの言葉が、今、ロシアがウクライナに対し、一方的にしている戦争と照らし合わせて、胸が熱くなりました。2022年4月21日

(柿田友広)

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