織り機(イネス、手おり小…など)
織る
糸やビーズなどが平らな布に。出来上がった時の気分は格別
織り機は一見難しそうですが、そんなことはありません。箱に入っている組織(そしき)織りのパターンは少し難しいので、まずは色んな毛糸を使って色合わせを楽しむことから始めましょう。横縞の幅によってリズムが生まれ、様々な表情を見せてくれます。色と色の相性、組み合わせによる効果を学ぶこともできます。糸になる前の羊毛や木の枝などをよこ糸の代わりに入れたり、夏ならトウモロコシの皮などを裂いたもので小さなマットなどを作るのも素敵です。素材の面白さを生かして、楽しい作品を作ってください。
手織をやってみると、布というものが、糸の交差で出来ていることがよくわかると思います。古代から続けられてきたことですが、子どもにとっても大人にとっても、新鮮な発見になると思います。
織りあがった布は市販のものよりほつれやすいです。房にしておくと安心だし、飾りにもなります。ポシェットなど袋物を作るときは裏地をつけるとしっかりします。はさみは入れずに!
(近藤佐和子)
たて糸を張る作業は大人の仕事とご理解ください。慣れないうちは大人でも少し時間がかかります。
たて糸は細目のタコ糸や百均の綿糸がオススメ。ロッテや手織り(小)はたて糸を毛糸にすることも可能です。
説明書にある模様づくりは難しいので、最初はヴォルマニュファクチャー・フィルゲス社の段染め毛糸などで織ると途中で色が変わるのでオススメです。
(柿田友広)